カテゴリー: 外部施策
企業の評判に関わる逆SEO対策は、自力で取り組むよりも業者に依頼して安全に取り組むことがおすすめです。とはいえ、逆SEO対策を実施する業者は数多くあり、どの業者に依頼すればいいのか悩む方も多いのではないでしょうか。
当記事では、逆SEO対策を実施しているおすすめ会社を8つ紹介します。逆SEO対策の概要やもたらされる効果に加え、実施する方法や注意点なども解説するので、逆SEO対策の必要性を感じている方は参考にしてください。
逆SEO対策とは、検索順位の向上を目的とするSEO対策とは異なり、特定のサイトの検索順位を下げるために行う施策を指します。「ネガティブSEO」または「リバースSEO」と呼ばれることもあり、近年注目が高まっている対策です。
逆SEO対策を実施する目的は、ネガティブな情報の拡散を防ぐことです。検索ユーザーによる企業または個人に関するネガティブな情報の閲覧が増えると、企業や個人のイメージダウンにつながります。そういった事態を避けるためにも、逆SEO対策は重要と言えます。
逆SEOによって想定される代表的な悪影響は、以下の2点です。
事実無根の情報が広がる恐れがある
たとえ虚偽の内容がサイトに記載されていても、サイトの閲覧者は内容が事実かどうか分かりません。事実無根の情報が拡散される恐れがあり、企業やサービスの評判、売上に影響が出る場合もあるでしょう。
インターネット上に掲載された情報は、簡単に削除することができません。そのため、被害者は長期にわたって風評被害に苦しむ可能性があります。
検索結果の順位が急激に下がる
質の低いリンクを貼られるといった方法で逆SEOの被害を受けると、検索順位が急激に下がることがあります。また、そのような被害に遭うとSEO効果が見込みにくくなり、検索順位の向上も難しくなります。
逆SEO対策を実施することで得られる効果は、以下の2点です。
誹謗中傷や風評被害を防ぐ
企業または個人に関する誹謗中傷の内容が書かれているサイトが上位にあると、売上が下がったり採用が難しくなったりなど、さまざまなデメリットが想定されます。しかし、逆SEO対策をすることで、そういったサイトを閲覧する人は少なくなります。結果的に、企業や個人に対する誹謗中傷・風評被害の発生を防げるでしょう。
サイトの削除が難しい場合の被害を抑えられる
検索エンジンにネガティブサイトの削除を依頼しても、必ず削除してもらえるとは限りません。サイトが削除されない場合も想定して逆SEO対策を実施しておくと、ネガティブサイトの検索順位を下げることができ、サイトが削除できないときの被害を抑えられます。
逆SEO対策は、一般的に業者に依頼することが多いと言えるでしょう。業者に依頼するときは業者ごとの特徴や強みなどを正確に把握し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
ここでは、おすすめの逆SEO対策会社を8つ紹介します。提供しているサービスの詳細も解説するので、業者選びの参考にしてください。
株式会社エフェクチュアルは、ネット炎上の鎮静化コンサルティングや検索エンジン上の風評被害対策までリスク対策を専門的に実施している企業です。オンライン上に表示されているネガティブサイトやネガティブキーワードの対策によるWEB上のブランドイメージ回復の支援をしており、弁護士ドットコム株式会社やAuthense法律事務所などリスク対策の専門企業と業務提携しています。
これまでに19,000件以上のオンライン評判管理対策の対応実績がある同社では、独自でツールやサービスを開発しており迅速かつ低価格な対応が期待できます。ネガティブワードなどが発生した段階で検知し、アラートで通知が発生する仕組みになっているので、迅速な対応が期待できるでしょう。
現状の風評被害をチェックする無料リスク診断も行っておりますので、ご興味がある場合は相談してみましょう。
【基本情報】 | |
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会社名 | 株式会社エフェクチュアル |
設立年 | 2014年11月 |
本社所在地 | 東京都港区南青山3-4-7 第7SYビル5F |
事業内容 | ネット風評被害誹謗中傷対策、炎上対策、SNSモニタリング |
株式会社エルテスは、リスクマネジメントに強い逆SEO対策会社です。2007年にサービスの提供を開始し、1,000社以上の実績を誇っています。リスク検知から問題発生後のリスク対応、評判回復までを一貫して対応してもらえることが特徴です。
同社が提供する「検索エンジン評判対策サービス」では、企業に対する風評被害・誹謗中傷の払拭に加え、ブランドイメージの形成にも対応してもらえます。サービスの詳細について知りたい場合は、無料相談をしてみましょう。
【基本情報】 | |
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会社名 | 株式会社エルテス |
設立年 | 2004年4月 |
本社所在地 | 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング6F |
事業内容 | ソーシャルリスク・Webレピュテーションなど |
シエンプレ株式会社は、「デジタル被害から個人を守る」を事業方針としている逆SEO対策会社です。6,000社以上の取引実績があり、炎上予防コンサルティングや沈静化対策など、インターネット上のクライシス(危機)に強い特徴があります。
同社では「ブランディングSEO」という対策によって、企業のブランディングにつながるサイトの上位表示に取り組んでいます。高品質な体験記事の提供やブランディングを意識したプレスリリースの実施など、多様なサービスによって効果を実感できるでしょう。
【基本情報】 | |
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会社名 | シエンプレ株式会社 |
設立年 | 2008年10月 |
本社所在地 | 東京都渋谷区神南1-19-14 クリスタルポイントビル 2F |
事業内容 | デジタル・クライシス、サイレントクレーム対策 |
株式会社ジールコミュニケーションズは、デジタルリスク事業、およびHR事業を展開している逆SEO対策会社です。単に逆SEO対策をするだけでなく、従業員に対するリスク研修などを実施している特徴があります。
3,600件以上の取引実績を誇る同社では、検索時のネガティブワード・ネガティブサイトによる被害に対応してもらえることが可能です。また、専属の担当者がついたり、レポート形式も柔軟に対応してもらえたりなど、顧客の不安解消にも力を入れています。
【基本情報】 | |
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会社名 | 株式会社ジールコミュニケーションズ |
設立年 | 2008年10月 |
本社所在地 | 東京都渋谷区東2-16-10 ヤナセ渋谷ビル4F・5F |
事業内容 | デジタルリスク、Webマーケティング |
株式会社メディアエクシードは、「頼られ続ける会社を創る」をミッションとする逆SEO対策会社です。YouTubeの動画サムネイル作成、noteの記事作成といった作成代行サービスなど、SEOに関する多くのサービスを展開しています。
同社の誹謗中傷削除対策では、サジェストに表示されているキーワードを完全削除するだけでなく、削除した状態を維持することが可能です。相談や見積もりは無料で実施しているので、まずは気兼ねなく相談してみましょう。
【基本情報】 | |
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会社名 | 株式会社メディアエクシード |
設立年 | 2013年12月 |
本社所在地 | 東京都新宿区新宿2丁目3-11 VORT新宿御苑 7F |
事業内容 | ウェブメディア運営、ウェブ広告など |
株式会社Deep Impressionは、Web総合コンサルティングを提供する逆SEO対策会社です。SEO対策・MEO対策・アクセス解析など、成果につながるコンサルティングを実施しています。
スピーディーな問題解決に努めている同社は、最短1日で成果を出すことが大きな特徴です。また、依頼解決率は95%と高くなっているので、とにかく早く成果を求めたい場合はDeep Impressionへの相談が適しています。
【基本情報】 | |
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会社名 | 株式会社 Deep Impression |
設立年 | 2009年1月 |
本社所在地 | 兵庫県伊丹市稲野町4丁目12-3-201 |
事業内容 | SEO対策、Webサイト制作 |
参考:https://deep-impression.jp/
株式会社アクシアカンパニーは、本質的な課題改善につなげるサービスを提供する逆SEO対策会社です。サジェスト対策やホームページ制作に加えて、複数のWebメディアを運営している特徴があります。
同社が展開する逆SEO対策サービスでは、事前の検索ニーズを調査することに加え、逆SEO対策用のPRメディアにコンテンツが掲載されます。丁寧なヒアリングから対策がスタートするので、納得感を持った上で逆SEO対策が進められるでしょう。
【基本情報】 | |
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会社名 | 株式会社アクシアカンパニー |
設立年 | 2017年6月 |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門5-13-1 虎ノ門40MTビル7階 |
事業内容 | SEO対策、メディア・コンテンツ制作など |
参考:https://axia-company.co.jp/
株式会社WEB広報は、レピュテーション対策を強みとする逆SEO対策会社です。インターネット上の評判対策を得意とする同社では、誹謗中傷などの対策に加えてブランド力の向上も実現させています。
WEB広報の逆SEO対策の特徴は、1か月単位で依頼を受けていることです。対策するキーワードやサイトの難易度にもよるものの、1か月で効果を実感し、対策を終えるケースがあります。長期の契約に抵抗を感じる企業にとって、嬉しいシステムと言えるでしょう。
【基本情報】 | |
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会社名 | 株式会社WEB広報 |
設立年 | 2013年3月 |
本社所在地 | 東京都港区芝公園2-10-5 シグマ浜松町ビル4階 |
事業内容 | 企業広報代行、アーカイブメディア構築など |
参考:https://xn--web-xy9ds92bmhj41a164cki0b.com/
逆SEO対策は業者に依頼するケースが多いものの、自力での対策も可能です。主な対策方法には下記の5つがあります。
ここでは、逆SEO対策の方法の詳細を解説します。
ネガティブサイトの順位を下げさせたい場合、自社のサイト内で有益なコンテンツを作り、自社サイトを上位表示させる方法があります。ネガティブサイトはどのようなキーワードで上位に表示されているのか調べた上で、同じキーワードで魅力的なコンテンツを作成しましょう。
コンテンツの内容がGooleから評価されれば、検索上位に表示される可能性が高くなり、ネガティブサイトの順位を下げることが可能です。
ネガティブサイトの順位を下げることができても、順位の変動によってネガティブサイトが再び上位に表示される可能性があります。そのため、長期にわたる逆SEO対策が求められると言えるでしょう。
対策として、日頃から検索順位の確認できるツールの活用が挙げられます。ツールを確認した上で対応が必要になったときは、記事のリライトやコンテンツ追加といった方法で、上位表示の維持に努めなければなりません。
逆SEO対策を実施する上では、ネガティブサイトの運営者に連絡を取ることも1つの方法です。逆SEO対策を本格的に始める前に、サイト運営者にネガティブな内容が書かれた記事の編集・削除を依頼しましょう。場合によっては削除してもらえることもあります。
しかし、時には連絡したことがきっかけで、さらに誹謗中傷などがエスカレートすることも考えられるでしょう。「運営者への連絡だけで解決できない」と感じた際は、業者とともに逆SEO対策に取り組むことがおすすめです。
逆SEO対策の効果を高めるためには、1つのドメインだけでなく複数のドメインを活用しましょう。1つのドメインによる対策では、ネガティブサイトの検索順位を1つしか落とすことができません。しかし、複数のドメインで成果を出すことで、ネガティブサイトの検索順位をより大きく下げることができます。
なお、サイトの検索順位を上げるためには「ドメインパワー」が鍵となります。定期的に記事をアップするなどして、ドメインパワーを高めていく工程が必要です。
著作権が侵害されているなど、一定の条件が満たされている場合に限り、Googleによってコンテンツを削除してもらえる場合があります。Googleが削除するコンテンツの例は下記の通りです。
- 同意のないわいせつな個人的画像
- 金融や国民IDに関する特定の情報
- 偽のポルノ画像
なお、Googleに削除申請を実施する際は、下記のサイトから削除したいコンテンツの報告ができます。
逆SEO対策の方法には、やってはいけないグレーな方法があります。やってはいけない方法の主な例は下記の4つです。
ここでは、上記の4つの方法の詳細、およびやってはいけない理由を解説します。
重複コンテンツがあると、Googleからの評価は下がる傾向にあります。そのため、順位を落としたいネガティブサイトと内容が類似したコピーコンテンツを作ることは、効果的な方法と言えるでしょう。
しかし、Googleはコンテンツの公開日などを参考に、コンテンツのオリジナル性を判断すると言われています。すでに公開されているコンテンツの内容を後出しで作成しても、検索順位の面で効果が現れにくいことを考慮する必要があります。
Googleの検索順位を下げる方法には、ペナルティリンクを与える方法もあります。同じIPアドレスからのバックリンク、同様のアンカーテキストを使ったバックリンクなどは、ペナルティリンクに当てはまります。このようなリンクをネガティブサイトに貼ると、検索順位を下げることが可能です。
とはいえ、Search Consoleの否認ツールを使用すると、誰がリンクを貼っているのか調べることができ、かえって自社がペナルティを受ける場合もあります。リスクが大きい方法なので、実施しないようにしましょう。
DMCAとは「デジタルミレニアム著作権法」の略であり、著作権の保護に関する法律です。たとえば、自社の記事内容が無断で転載されているなど、明らかに著作権に違反している場合に申請すると、該当コンテンツの削除申請ができます。
もちろん、適切な理由による申請は問題ありません。しかし、中には嫌がらせ目的で申請する場合もあるなど、さまざまな問題点が指摘されています。制度の悪用は自社の評判を下げることになるので、DMCAの悪用はNGです。
ウイルスに感染しているサイトは、検索エンジンによって「危険なサイト」と判断されて評価が下がります。そのため、ネガティブサイトをウイルスに感染させることで、検索順位を下げることが可能です。
しかし、「不正アクセス禁止法」が存在するように、ハッキングは絶対に行ってはならない行為です。どのような理由があっても、サイトをウイルスに感染させる行為は避けましょう。
逆SEO対策に取り組む際は、以下の2点に注意しましょう。
グレーな方法に取り組む業者を選ぶと、かえって逆効果になる
やってはいけないグレーな方法による逆SEO対策は、Googleのガイドラインに違反する可能性があります。その結果、自社のサイトがペナルティを受ける場合もあるので、グレーな方法を実施する業者を選ばないことが重要です。
逆SEO対策の効果が出るまでには時間がかかる
業者が提供するサービスによっては、1か月程度で効果が出ることもあるでしょう。しかし、逆SEO対策は効果が出るまでに時間がかかることが一般的です。すぐに効果が出ないときも、焦らず地道に取り組む姿勢が求められます。
当記事では、逆SEO対策を実施するおすすめ会社の紹介に加えて、逆SEO対策の方法や取り組む場合の注意点などを紹介しました。
逆SEO対策の方法には、適切な方法とグレーの方法があります。グレーな方法を実施すると、期待した効果が得られないだけでなく、逆効果になる危険性もあるでしょう。風評被害対策や誹謗中傷対策に取り組みたいときは、どういった手法で対策をするのか業者に尋ねるようにしてください。
なお、逆SEO対策はすぐに効果が出ないこともあるので、長期的な視点を持って対策に取り組みましょう。
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